1チュンめ 肩チュンbird & メガ・チュン!
みなさんはじめまして。株式会社 鳥のスズメ社鳥(しゃちょう)です。
「株式会社 鳥? え、何をやってる会社なんですか?」
とてもよく聞かれます。
弊社は、鳥のプレゼンター。日本を鳥のように飛び回りながら、鳥たちの魅力を皆様に伝える仕事をしています。
中でもスズメやツバメといった暮らしのそばにいる日本の野鳥たちが主なテーマ、つまり、「推しチュン」です。
じつは彼らは1番身近な野生動物といえる存在なんです。タヌキやネズミたちも、きっと思ったよりも近くにいるかもしれません。でも野鳥たちは日々の生活の中で当たり前のように姿を見せて、声が聞こえます。
彼らが野生動物だと思うと、何だか自然を感じてワクワクしてきませんか?社鳥は胸チュンチュンします。(胸キュン的な)
弊社ではそんな野鳥たちの「野生」な魅力を楽しく紹介すべく、製品やワークショップ、バードウォッチングのガイドなど様々な形でとり組んでいます。
この「チュン闘記」では、新しい製品を開発したり、いろんなところへ出鳥してチュンチュン奮闘している様子をレポートしていきます。
記念すべき第1回は、長野と香川出鳥! です。
3月は長野県松本市にあります本屋、栞日さん(http://sioribi.jp)にて、流木を組み上げて作品をつくる和渕健太郎さんと『とり・ほん・き展』を21日、春分の日まで開催しとりました。
栞日さん会場。
日本の旧暦(七十二候)では「雀始めて巣くう」という季節でもあり、巣をテーマに鳥と木が本のある空間に集まりました
野鳥にまつわる製品を色々お持ちしましたが、とりわけ人気の製品は「肩チュンbird」!
手の平サイズの野鳥のフィギュアなんですが、実はお腹にマグネットを内蔵。色々なところにとまらせることができます!
スズメの肩チュンbird。さらに!専用の極小缶バッチを肩にとりつけていただくと、マグネットがくっついて「肩チュン」ができる!というアイテムになっとります。
この「肩チュンbird」。実はワークショップとして、自分で絵付けを楽しんでいただけます!スズメをはじめとした定番もありますが、開催する土地に合わせて実際に出会える野鳥をとりそろえています。今回は長野県の鳥、ライチョウをご用意しました。
絵つけワークショップでは、イラスト用マーカーを使い、白いフィギュアに一色ずつ塗っていきます。
図鑑や写真集を見つつ、時には剥製をつかって体の仕組みを説明しつつ、観察のキッカケになるようにしとります。ライチョウの場合は、「実は脚までフサフサ」「オスの目の上にある赤色は羽根じゃない」などなど。
地元の方でも知らない方が多かったのが、季節に合わせて体の色が変わっていくこと。外敵から身を守るため、周囲の景色にまぎれる見事な保護色です。自然を生き抜く「野生」な部分が伝わりやすいポイントです。
ワークショップに参加する方には、まずはじめにオス? メス? どの季節? と、ご自身でどんなライチョウに絵付けをするか決めていただきます。愛着もひとしおです。
完成したライチョウ。中には夏羽、冬羽、途中をつくって「これで家に一年中、飾れるね」なんてご夫婦も。四季をライチョウとともに……素敵ですね!
ところかわって次は香川県高松市、仏生山町。雑貨屋TOYTOYTOYさん(http://www.toytoytoy.jp)にて、『フォーチュン展』を4月まるまる1か月開催しとります。
TOYTOYTOYさん会場。4月のチュン=スズメのヒナをメインに、いろんな野鳥の肩チュンbirdワークショップを随時体験いただけます
そして、弊社のもうひとつの主力製品、「メガ・チュン」が撮影会を開催するほどの好評です!
「スズメと遊んだ子は、スズメのことを忘れないんじゃないか?」という考察のもと、製作したちょっと大きなスズメ型バルーン遊具です。
もちろん記念写真もとり放題。
気がつけばスズメの存在が刷り込まれます
(撮影:岩崎薫)
大きくするからには、やはり細部を観察せねば!と製作を始める前に、スズメの剥製をとりよせました。いろいろなことを教えてくれるので弊社では「スズメ先生」とお呼びしています。
そんな観察が活きているのが、意外に鋭い嘴の形状。嘴だけを別に製作し、合体させています。穀物を食べる際の器用さが伝わるよう、何度も修正を加えました!
そして「意外に模様を知られていないから、覚えてもらえるよう、もっと大きくしよう!」と、気がつけば高さ6m、全長12mという巨体に。2階のベランダから目があうサイズです。
今回は、地元の鉄道会社ことでんさん(http://www.kotoden.co.jp)の多大なるご協力のもと、レトロな車両と夢の共演です。
90年以上現役のレトロ車両!ちなみに「スズメっぽい色だから」が共演に選ばれた決め手です(撮影:岩崎薫)
車内ワークショップの様子。ちなみにこちらの車両を貸し切り、こんぴらさんまでバードウォッチングにいく特別企画も開催(4月15日、満員御礼)(撮影:岩崎薫)
7日に行われた撮影会では、レトロ車両の中でワークショップも開催したりと本当に充実した一日でした。
メガ・チュンは次回は4月28日、カワラデッキ(香川県高松市、瓦町フラッグ2F)という別会場でまた膨らみます。ぜひご来鳥くださいませ!
Author Profile
スズメ社鳥
「とりいれよう。暮らしに鳥を。こころに鳥を」がキャッチコピー.野鳥に興味を持つ人が増えてほしい!という思いから2010年,同社を設立.東京と愛知を拠点に活動中.観察と工作を組み合わせたワークショップや商品企画をおこなっとります.元(公財)日本の野鳥の会レンジャー.
株式会社 鳥 ホームページ:https://tori.co.jp
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